4月・5月で見た映画

2000年 「Snatch」
2002年 「Chicago」
1997年 「The Full Monty」
2008年 「Cashback(邦題:フローズン・タイム)」
1979年 「Kramer vs. Kramer」
2002年 「Spanish Apartment」
2000年 「Billy Elliot(邦題:リトル・ダンサー)」


とりあえず、リトル・ダンサーをコメディ欄に置いたバカ店員は、意図的泣かせプレイなら褒めてやろう。
題名は知ってたのでつい内容を確かめずに借りてしまった。 → 号泣。


まあこういう映画らしい展開の映画嫌いじゃないよ。たまに見たくなる。
監督が有名な舞台監督なだけあって、演出が素晴らしかった。
最後の終わり方は反則だろってくらいカッコいい。あれはずるい。
男のダンサーって正直ちょっと抵抗あったし
カッコいいとか思ったこと無かったけど
最後のシーンはカッコよすぎて惚れる(←背中)。
実は最後のシーンで、成長した主人公として出てくるの、本物の超有名なバレエダンサーなんですよ。
The Royal Balletのプリンシパルですから。


あと「Chicago」も良かったなー。リチャード・ギアがキモいくらいにセクシー。レネー・ゼルウィガーは言わずもがな、キャサリン・ゼタ・ジョーンズも及第点の演技。レネーはCold MountainとCinderella manのシリアスな演技が頭に残ってたので、ちょっと違和感あったかな。
ミュージカル映画は「シェルブールの雨傘」と「マンマ・ミーア」くらいしか他に知らないけど、両者よりずっと良かった。
ほんとこれは誰でも楽しめるし、満足出来る映画じゃないかなー。かーなり満足度高いですよ。
普段映画見ない人が、たまにはって時に最適。外さない。
いつかブロードウェイで本物を絶対見る。素晴らしい。超素晴らしい。


万人受けはしないけど(多分)、「Spanish Apartment」のあったかさは大好き。
「フランスからスペインに留学することになった軟弱マザコン学生がシェアハウスで色んな学生と生活して、成長する」って映画で
物語はこの通り、一行で終わる単純さなんだけど、意外と深い。

シェアルームだから、いつも部屋に誰かがいて、帰る場所があって、助けあって、喧嘩して、嫌でも顔を突き合わせる。
そんなの人とコミュニケーションするなら在り来たりの出来事だって思うでしょう?
でも、だけど、そうやって深く付き合う人間って、じゃあ実際どれほどいるの? 家族のほかに。
おれの場合、ぶつかるのを恐れて、一歩踏み込んだ付き合いが出来ない自分が、いつもいたなって思う。


ハマジと夏1ヶ月一緒に旅行したときは、毎日一緒だから、不機嫌なときは気分を伝染させてしまったし、楽しい時はすぐ移ってきたし、色々めんどくさいなって思ったこともあったけど、心底コイツ良いやつだなー優しいやつなんだなって思えた。
素の自分は、人といても喋らないし、テンション低めだし、ハマジも扱いずらかっただろうに、
我慢してくれてありがとうございましたw この場を借りてお礼をw。


とまあ、そんな感じでね、皆も自分からちょっと歩み寄ったり、歩み寄られたりしてみると、人の温かさが分かるんじゃないかな。
そういうことを思い出させてくれたこの映画は、胸の奥にしまい込んでたまに引っ張り出して、仄かに温めてもらいたいような映画。