優しさの裏には自分への厳しさがある。優しすぎる裏には自分への甘さがある。


Mike Nichols  2004年 「Closer」
Sam Mendes  1999年 「American Beauty」
小林政広      1996年 「Closing Time」


僕が知る邦画の中で、この「Closing Time」は最もJarmuschの映画との本質的な共通点を持つように感じる。
タイトルがTom Waitsのアルバムから取ったものであることからも分かるように、孤独・絶望・自由・人間の温かさといった普遍的な人間の弱さを見つめ、人の優しさと哀しさをやわらかに描き出す映画になっている。
その温かくも厳しい、精緻な人間の描き方が、でもジンやマティーニのようなドライでどこか突き放したような雰囲気が、
僕がJarmuschやWemdersの映画が好きな理由だ。僕の目指す人間像がそこにあるのだ。


僕はTwitterを辞めた。(←5日間だけw
口をつぐみ、そのエネルギーを現実に身近にいる人間をもっと深く理解し、付き合うことに注ぐことが、得られる情報量とその価値とトレードオフだったとしても、今の自分には大切なことだと考えたからだ。

僕は弱い人間で、退会せずに使わないという方法を取ることが出来ないのでこういうやり方を取った。
今まで絡んでくれたひと、本当にありがとうございました。
僕に取っては、単なる情報収集の手段としてだけではなく、自分を客観的に見つめ直すツールでした。
どういう発言が面白がられるのか、惹きつけるのかが検証出来、人々が僕に抱いているイメージを朧気ながら理解出来たことは、今後の成長に寄与することと思います。


「American Beauty」は今まで観た映画の中でBest3に入る超絶素晴らしい映画だったので、いつかレビュー書きます。
見る際は、これは映画に限らず何でもそうですが、先入観を持っていると面白さが激減するのでレビューは読まないように。この映画は特に。


しばらく、一人旅に出てきます。