ボード初挑戦


高校の友達とその相方と、おれとおれの相方でスキー行ってきた。
友達の相方は、おれの中学高校の後輩でもあり、めちゃめちゃ性格良くてしかも超可愛いというレア女の子なので楽しみにしていたけど、期待に違わず可愛くて、会って早々テンション上がる。kmkr合宿と同じ新宿都庁下から、夜行バスで上越国際へ。
雪もコースも多いし標高があるので雪質が良くてお薦め。一番のお薦めはかぐら・田代・みつまたスキー場だけど。


1日目はスキーをする。午前中は女子の手前もあって緊張し調子出ず。カッコ悪い。
午後は股関節のひねり方や、重心移動の少ない滑りかた(所謂ベンディング)を習得し、だいぶよくなる。ターンで一番大切なのは、曲がり始めと曲り終わり、だと気づく。
序盤はリニアに外板に体重を乗せていき、中盤には内板と外板両方にバランスよく荷重、終盤は後ろ荷重気味で板の抜けを重視する。 体重を乗せるときに、板を踏み込むのではなく、股関節を内側に捻りこむ意識が大切だと思った。こうすることで非常にリニアに加重ができる。すると姿勢変化が滑らかなので力を使わずコーナリング中に加速できる。

途中で相方に、ターン切替時に上体が立ちすぎてると指摘されたので直す。膝を伸ばさず、曲げっぱなしで滑ることで対応。これをベンディングと呼ぶらしい。下半身は整地では安定してきたので、肩と骨盤を斜面と平行に保つなどの点にも気を配る。
上体は動かさず、リズムで下半身だけ振り回すことでカービングでのショートターンのコツが分かった。ストックワークはスクールで習うことにする。下手くそなので。


飯食った後にナイターに繰り出す。上越国際のナイターは綺麗でいい。
スキーを極めるまではボードには手を出さないつもりだったけど、友達がボード上手いのでこの機会に教えて貰うことにして、スキーとボードを交換した。実は一回だけ半日ボードやったことがあったけど、ブーツ履かせてもらってケツで滑り落ちてひたすらダベる だったのでまともにやるのは初。

斜度がキツクない限り、ボードでコケても死ぬまいと思ったので、果敢に攻める。友達のコーチングが上手かったので、1時間でフロントサイド、バックサイド共に、出来るようになった。下手の考え休むに似たり。うまい人に最初は習うに限ります。
まあ、出来るようになったって言っても、5回に1回、それらしいものが出来る程度だからまだまだだけどね。
今までやったスポーツの中では一番習得が早い。その理由は、基本的にスキーとコツが同じだから。
曲がる方向にヘソを向けることや、常に膝を曲げること、重心がど真ん中なこと、ターンのつなぎ目で基本姿勢に戻ること、加重はリニアにすること等々。

いやーボードも楽しいね。個人的にはボードの方が怖くない。コケたとき板が折れる心配や、足があらぬ方向に曲がる心配がないからw
逆エッジも最後の方ではしなくなった。来シーズン楽しみだ。

 竜馬がゆく

何度目かの「竜馬がゆく」を読んでいる。
僕はこの小説が、あらゆる読み物の中でも随一に好きだ。
読む度に当てられる。幕末を駆け巡った男たち、女たちの熱気にである。
そして行間から溢れ出る、司馬遼太郎の想いにも。
司馬さんは、この作品と並行して「燃えよ剣」(新撰組に焦点をあてた作品)を書いていた。だからそっちにも物凄い思い入れが感じられる。この人は徹底して史実に基づいた小説を書くので有名だが、それでも想像から書き上げる余地が多く残されているからこそ小説なわけで、例えば土方の最期なんかに司馬さんの想いが乗っていてぐっとくる。
新撰組というのは、幕末においてはただのテロリストだったわけで、倒幕運動を阻もうとしたが故に維新を早めたという、彼らにとっては負の業績しか残さなかったのだけれど、それでも絶対に憎めないのは、彼らが純粋すぎるほどのスピリットを持った集団だったからに違いない。侍ではないがゆえに、侍の美学を凝縮したような生き様を貫いた近藤や土方が、愚直で、でも一本筋が通っていて大好きだ。
燃えよ剣」では特に土方に焦点を当てているので、殊に彼の死に様には司馬さんの描きたかった(そしておそらく僕と同じで)司馬さんが大好きな男の像として、それにふさわしい土方が書かれている。

ということで、
竜馬がゆく」を読んだことがある人には、「燃えよ剣」も読むことをお薦めする。


人は人に惹かれてついていく というのは嘘ではない気がするが、最も高いPriorityではない。
最も人を惹きつけるのは利害だ。
リーダーとして、作業のモチベーションをあげるような行動、作業場の環境作りをすることはもちろん大事だけれど、それは一時的な吸引力しか持たない。本当に僕がすべきだったのは、僕が必要としていた人たち、いて欲しかった人たちに相応しい成長の場、求めていることを提供することだったのだろう。そして各人の求めているものを知るために、一人ひとりともっと深く話をするべきだった。
今はそれがわかる。またいつかリーダーをやらせて欲しい。

 ひびあそびくらす


監督 Nick Cassavetes 2009年 「My Sister's Keeper(邦題:私のなかのあなた)」


早稲田松竹で観た。意外と人が入ってる。ここのリプロデュースは概ね成功しているということなのか、この作品だからなのか。
休業時と再開時と何がどう変わったんだろう。席にカップホルダーが付いたことが集客に結びついたとは思えないし。


結構去年話題になったんで観た人も多いかもしれませんが、これはすごかった。
賞取ってるから見て!とか言わずには作品をお薦めできないくらい、作品評が上手くないので、僕が言う「凄い映画」の説得力って低い気がしますが、これは良かったよ。文句ないよ。重いテーマだけど押し付けがましくなくて。
白血病の姉を救うために、初めからドナー目的で人工授精して造られた妹”が臓器移植を拒否して親相手に訴訟を起こす話って言えば、わかりやすく大筋は掴めるけど、カサヴェデスはそう安易に料理しなかった。
(訴訟以外に手段あんじゃね?とか思ったけどねw)


俳優陣の神がかった演技を見るだけでも一見の価値あり。今までみた100本超の映画たちの中でも、心を動かされたという点ではベスト1。
家族とか愛とか。倫理とか。まあいやらしく批評しちゃうと、浅田次郎みたいに手軽に「泣かせ」ることが上手なだけ とも言えるかもしれないね。けど映画って別に完成度とか芸術性を問うためだけのメディアじゃないし。カサヴェデスも原作の著者も、意図するところは見事に達成したと思う。そういう意味で素晴らしい映画。



最近twitterや、読んでるFeedからの情報量が多すぎてS/Nが悪くなっていることに気づいて、かなり整理した。
そうやって本当に必要な情報源を見つけていくと、必然的に自分の思考回路も整理される。
読み終わった本も、自分に本当に必要な数冊を除いて手放すと良いのでは。
takramの田川さんは小さいブリキ缶に入るだけしかストックしない。今の自分を客観視するのに役立つかも。

 そおろそろ

3月から漸次、研究室の活動が活発化していきます。
正直、一個上の先輩たちを見てると、テーマ決めマジ大事だなって思う。興味の持てないことだと、確実に病む予感。


研究室はインタフェースを主に扱ってるところ。
割と新設なので、卒論は個人でテーマ決めしてやる予定。
まだブレストレベルですが、


・音象徴
・感覚の分解能
・フロー状態への誘導(児童教育への応用)
構成主義Growth MindsetのUIへの落し込み(同じく教育への利用)
・リフレクションをアフォードするロボット(機械?)
メタ認知
フェルミ推定
・行為のアフォーダンスにじり口、砂床等)
・操作フローが意識から消えるデザインと実装(by takram 田川欣哉さん)
・AR、VR(ちょっとハードル高め。ちょっとじゃないかも。)
ミラーニューロン(もう感化されてきてる...ヤバいかもw)
・生態心理学
・Visual Haptics


こんなことに興味持って考えている。
なんすかね。思考回路のサポート、無意識、教育、アフォーダンスあたりがKeywordですかね。
結構「アフォーダンス」が根底にあるテーマが多いかな。上記のについて言えば。


まだまだ自分の中で言語化されていない、やりたいこと面白そうなことがたくさんあるので、テーマ決めまでにははっきりさせたい。
卒業までに、何かしらスキルっつーか強みを作らないと、まずい。
Twitter上で知り合う同世代のポテンシャルの高さに圧倒されっぱなし。今まで自分の強みだと思っていたことが、強みでも何でもないことがハッキリ分かって結構ショックだった。考えていることが自分より3年くらい先を行っている。
近い将来、そいつらに混じって何かを作り上げていく過程で足手まといにならないように、Only Oneなものを身につける必要性を感じる。大学院では機械工学はやらない....かも。教育とかSocial Capitalとか開発援助とか興味は尽きない。


でもこれからは、常に行動の礎が「人」でありたい。
笑顔を伝染させ、人の可能性を広げることが心の底からやりたいこと。というか自分に嘘をつかずに出来ることだと認識した。
それでいて、Cool Head , Warm Heart を貫く。Heartで惹きつけ、実利で薩長同盟を結んだ竜馬のようになりたい。
そのために、怜悧な人間観察力を身につける。
「人の運命の9割は、自分の不明による罪だ」とは司馬遷の言葉で、「竜馬がゆく」に引用されていたけれど、近頃ほんとうに痛感する。みんな自分の悪しき習慣とか性格とかに気を付けたほうがいい。そういうものが知らず知らずに運命を決めていく。
まずはそういう自分の観察=メタ認知をじっくりやってフィードバックしなくてはね。


最後に、ぼくの友達が映画を撮りました。僕もちょこっと出てます。予告編を貼っときます。
彼は凄い男です。なんつーかぶっといね。カッコいいよ。良くも悪くも中々いない人間だと思う。

 誰か可愛いメイドになってください

 
実は旅をやめようかと。
もう少し時期を選ぼうかとも考えている。
前回の旅で、自分に足りなかったエッセンスを抽出し、大切なことに「気づく」ことに成功したのに、今更。
もう自分の旅の目的に、「自由感の満喫」「非日常への逃避」がメインとして据わっているなら、時間とお金の投資対象として、この時期に旅に投資するのは不適切かもしれない。他にやるべきことはないのか。将来やりたいことのために布石を打つべきでないのか。


やりたいこととやるべきことのトレードオフをしっかり計算しなくては。
大学入ってからのような行き当たりばったりのPlanningでは、もういけない。
あの夏以来、自分との対話が物凄く増えた。自分探しって馬鹿にされがちだけど、その行為自体が馬鹿にされているのではなく、この時期この年齢でそれをやっているのが馬鹿にされるのではないかな。

でも本当に視野が開けて、人との繋がりも圧倒的に増えたし、何より自分にある程度の軸を作れたのが大きい。
あとはひたすらOutput。
何かにのめり込んでいる時は、辛ければ辛いほど燃える性格なので、楽しみだなあこの一年。
Motivation持てる研究テーマ設定して、昼夜なくのめり込みたい。研究にプラスして今年は経済、政治、教育、言語を学んでいこう。
スペイン語と中国語、もちろん英語も。中国語は検定受けよかな。


英語は3月のTOEIC目指して、彩ちゃんと伸び代勝負することになりましたw
結果は公表するのでお楽しみに。

「春と修羅」より

この不可思議な
大きな心象宇宙のなかで


もしも正しいねがひに燃えて


じぶんとひとと
万象といっしょに
至上福祉にいたらうとする


それをある宗教情操とするならば


そのねがひから
砕けまたは疲れ


じぶんとそれから
たったひとつのたましひと


完全そして永久に
どこまでもいっしょに
行かうとする


この変態を
恋愛という


宮沢賢治春と修羅」より

 おっぱいの偉大さを噛み締めるとき

黒澤明      1960年 「悪い奴ほどよく眠る」
Stanley Kubrick  1999年 「Eyes Wide Shut」
Luc Besson    1994年 「Leon」
Claude Lelouch  1966年 「Un homme et une femme(男と女)」
Brian De Palma  1983年 「Scarface」


ロケットって大好きだな。
まっすぐ大気層をつらぬいて、ただひたすらに宇宙を目指す
そのためだけに造られた機械。


なんて雄々しく
なんて美しく
なんて哀しく
意志の力に満ちてるんだろう。
いつかおれもケツに点火してロケットみたいにぶっ飛んでいくだろう。
同じところには二度と戻らない。
そういう人間なんだと思う。
今は打ち上げを待ってるけどそういう人間なんだって自分で感じる。
似てるんだよね。


あー早くぶっとびてーわ。自分で点火しなならんわ。